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アフリカ・サハラの乾燥したサバンナに、巨大な木が雄大にそびえ立っています。

根が空に向かって伸びているように見え、逆立ちしてしまったのかと思わせるような木・バオバブ。寿命が5〜6千年に達する場合があることから、別名「生命の木」とも呼ばれ、アフリカの住民によって近くに家が建てられ、動物たちが集まりました。

実や樹皮を、下痢、発熱、腰痛、外傷、疲労回復、頭痛などの万能薬として使用したり、食料として食べたり、カラカラに乾いた象の喉を潤す給水所になったり、樹皮の繊維からロープや衣類を作ったり、幹をくり抜いてシェルターや物資の保管場所にしたり……。

他の植物が育たないアフリカの過酷な環境で生きる、神秘的で生命力溢れるバオバブのパワーが、市販薬ができるずっと前から、アフリカの人々や動物たちの命を支えていたといっても過言ではありません。

生命の木・バオバブ

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バオバブとは、サバンナ地帯に生息する落葉高木。中でもアフリカ・サハラのサバンナに生えているアフリカバオバブは、高さが最大で47m、直径は15mに及んで、世界で最も大きな木のひとつとして知られています。サン=テグジュペリの名作「星の王子さま」では、星を破壊してしまうほどの巨木として描かれているんですよ。

それほど巨大なアフリカバオバブの木は、乾燥しているアフリカの大地で長い年月を生き抜くため、自身になんと4,500リットルもの水分を貯えることができるといいます。

果実や葉、花などは豊富な栄養素を含み、食用や薬として古くからアフリカの住民や動物たちに親しまれ、現在では万能なスーパーフルーツとして世界中で愛されています。

バオバブエキスの美容効果

このアフリカバオバブの葉からとれるバオバブエキスは、保湿に有用な美容成分でもあります。

バオバブの葉は、発芽のための水分を繋ぎ止めるのに、ドロっとした粘液質になっているのですが、これを私たちのお肌にのせると、皮膚表面にベールのような膜が張られ、蒸発させないようにと水分を抱えこむのです。

さらにバオバブの葉には、ミネラル、ビタミン、タンパク質、フラボノイドなどお肌に有益な成分が含まれており、皮膚のうるおいや柔軟性を保つので、ハリ肌・ツヤ肌づくりに役立つとされています。

復活の木・ミロタムヌス

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もうひとつ、ご紹介したい植物と成分があります。

バオバブエキスのとれるサハラから、約5,500km南下したところにある世界最古の砂漠・ナミブ砂漠。そこに自生しているミロタムヌスという植物です。

ミロタムヌスは、乾季になると葉は乾燥し、一見枯れてしまっているように見えます。しかし、雨が降ると数時間で青々とした緑の葉に戻るのです。上の写真は、左から、葉が乾燥した状態、水分を与えてから3時間後、6時間後。

サハラ砂漠の乾燥した環境を生き抜くこの不思議な生命力から、ミロタムヌスは別名「復活の木」とも呼ばれます。

グリセリルグルコシドの美容効果

ミロタムヌスのこの復活劇の一翼を担っていると考えられているのが、グリセリルグルコシドと呼ばれる成分。

グリセリルグルコシドには、保湿力とともに、コラーゲンが固まるのを防いだり、メラニンの産生を抑制、お肌のバリア機能を形成するためのタンパク質・フィラグリンの産生をサポートしたりする効果があります。

詳しくは、「ナミブ砂漠の復活の木がもつ強力な保湿成分・グリセリルグルコシド」でも紹介していますから、あわせてチェックしてみてくださいね。

砂漠を生き抜くパワーを、あなたのお肌に

生命の木・バオバブからとれるバオバブエキスと、復活の木・ミロタムヌスからとれるグリセリルグルコシドは、新生・青のルルルンに配合されます。

遠く離れたアフリカの、砂漠を生き抜く植物のパワーに思いを馳せながら、使ってみてくれたらうれしいです!

この記事で紹介したルルルン

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