2017.06.12
砂漠で生き抜くための保水力!美容成分・エクトイン
気温の変化が激しく、常に紫外線に晒されて乾燥しているエジプトの塩湖。
過酷な環境ゆえに、ほとんどの生き物が生存し得ないそこには、微生物(ハロゲン塩類親和性バクテリア)が存在しています。
これらの微生物は目に見えないほどの小さな小さな生命体ですが、塩湖の過酷な環境を生き抜いてきた強い強い生命力を持っているのです。
過酷な環境で生息できる理由?エクトインの保水力
この生命力の強さの理由は、どこにあるのでしょうか。
大学研究者たちは、この微生物がエジプトの塩湖という過酷な環境下で生息できる理由のひとつとして、微生物中に多く存在する環状型のアミノ酸・エクトインが大きく関与していることを明らかにしました。
提供元:Merck KGaA
エクトインは、水分を抱え込むための保水性に優れています。
ドーナツ型(環状型)の中に抱え込む(クラスター状態)ことのできる水分の物質量は、エクトイン1個(1モル)に対して、なんと4〜5個(4〜5モル)。強力な水分子の結合体を形成するのです。
微生物の生命力をスキンケアに。
ルルルンは、微生物の強い生命力の源であるこのエクトインを、スキンケアに活用できないか考えました。
すると、高保湿で浸透力の高い、エクトインの嬉しい美容効果が見えてきたのです。
高保湿&時短浸透
まず、保水力。エクトインを添加したものを、していないものを比較すると、約40%近く高い水分量を維持することが明らかとなっています。エクトインが水分子を抱え込むという微生物由来のメカニズムによって、高い保湿効果を発揮するのです。
さらに、エクトインを15分間浸透させた皮膚と4時間かけて浸透させた皮膚、それぞれにおける角質層の深層の水分量を測ってみると、その量にほとんど差がないことも明らかに。たった15分間でも、4時間浸透させた時と同じ深さまでしっかり浸透するという浸透スピードの早さも、このエクトインの大きな特徴のひとつです。
肌本来のバリア機能をサポート!
保水力に加えて、エクトインには、ランゲルハンス細胞を保護するはたらきもあります。
ランゲルハンス細胞とは、人間の皮膚の外側である表皮に2〜5%程度存在する細胞。1つの細胞につき約3000個の受容体がついており、この受容体で異物の侵入を感知、脳へ伝達して、免疫活動を発動させるはらたきをしています。
エクトインには、このランゲルハンス細胞をダメージから守るはたらきもあり、あなたが元々持っている肌本来の免疫機能をサポートしてくれる効果が期待されています。
ヒートショックプロテインの生成促進
皮膚がヒートショックプロテインを産生することによって、外部ダメージに対して自己防衛するはたらきを持つことが皮膚科学研究によって明らかになっています。
一般に“若さのタンパク質”と呼ばれるヒートショックプロテインは、表皮に本来備わっている真の自己防衛システムを作り上げます。その役割は、実に“抗体”の役割に類似しています。ヒートショックプロテインは、肌細胞を傷つけ、エイジングのサインの原因となる外的要因(紫外線またはフリーラジカル)を抑えるだけでなく、特にエラスチンやコラーゲンといったタンパク質、ケラチノサイトや酵素を保護し、その主要な機能をサポートする働きがあります。このヒートショックプロテインは、生成スピードによって、皮膚が受けるダメージの度合いが異なることも分かっています。
エクトインには、このヒートショックプロテインの生成をサポートする特徴もあります。
エクトインが入っているルルルン
今回紹介したエクトインは、忙しい夜でも毎日使っていただきやすいように時短浸透を取り入れた新生ルルルン(ピンク)に配合されます。
過酷なエジプトの塩湖を生き抜いてきた高保湿パワーを、新生ルルルン(ピンク)で、ぜひ実感してみてください!