ダマスクローズ精油の華やかに、高級感あふれるエイジングケア
「香りのない薔薇は笑わぬ美人に同じ」と言われることがあります。美や愛の象徴として知られるローズは、その香りこそに多くの人が魅了されてきました。
なかでも、華やかさに高級感を感じるフローラルな香りを持っているダマスクローズ。「ダマスクローズなくして香水の名品は生まれない」と言われるほど、香り高く、その花からとれる精油は、希少で高価なものとして知られています。
ローズのストーリー
「絶世の美女」として知られるクレオパトラは、ローズを好んでいたと言われています。その美貌に加え、ローズの香りで誘惑して、古代エジプト女王の座を手にしたという伝説が残っているほどで、花びらを浮かべたお風呂に入ったり、花びらを枕にしたりして常にローズの香りをまとっていたようです。
近世では、ルイ14世がヴェルサイユ宮殿中に毎日ローズ水をふりまいていたとされ、マリー・アントワネットがこよなくバラを愛した王妃として知られています。彼女の肖像画の多くにローズを見つけることができることからも、それがうかがい知れるようです。
ダマスクローズ精油の特徴
ダマスクローズの精油は、ローズダマセナ、ローズオットーとも呼ばれ、ブルガリアが主産地ということもあり、ブルガリアンローズとも呼ばれています。数あるローズの中でも最も高い香りを持つ種類として知られ「香りの女王」との別名まで持っているんです。
心とお肌への主なはたらき
華やかさがあふれるフルーティなダマスクローズの香りには、ネガティブな感情を癒やして、幸福感や高揚感をもたらす効果があると言われています。女性ホルモンやセクシュアリティにはたらきかける効果も知られており、古くは媚薬として利用されていたこともあったのだそう。
そんなダマスクローズからとれたエキスは、ハリのないお肌に弾力やうるおいをもたらす作用を持ち、年齢に応じたエイジングケアにもぴったり。肌本来の美しさを高めて健やかな肌へ導きます。
70輪で1滴しかとれない、希少な精油
精油は、太陽がのぼるにつれ花の香りが弱まってしまうため、早朝に手摘みで収穫され、すぐに蒸留所に運ばれます。
これらの手間や、0.05mlの1滴の精油を作るのに、約70輪もの花が必要になることから、他の精油よりも希少。ゴールドと同程度の資産価値と言われるほど高価です。特に品質の高さで知られるブルガリア産のダマスクローズ精油は最高級品とされています。