ヒアルロン酸は高い保水力をもち、乾燥やハリ不足が気になる肌に欠かせない成分です。しかし、数あるヒアルロン酸配合のパック・フェイスマスクの中でも、どんなものを選べばいいか、迷う方も多いのではないでしょうか。
本記事ではヒアルロン酸の肌への効果を分かりやすく解説し、おすすめのパック・フェイスマスクを紹介します。さらに選び方や効果的な使い方も詳しくお伝えします。
ヒアルロン酸とは?スキンケア効果
ヒアルロン酸とは、もともと私たちの体内に存在する保湿成分の1つで、特に皮膚や関節、目などに多く含まれています。最大の特徴は、高い保水力。1gで約6Lもの水分を抱え込むと言われる程、水分を引き寄せて保湿する力に優れています。
スキンケアにおけるヒアルロン酸の主な効果は「保湿」です。角層に水分をしっかり抱え込ませることで、乾燥を防ぎ、キメを整え、ふっくらとした印象の肌へ導きます。肌の水分量が高まることでバリア機能もサポートされ、外的刺激から守る力の土台づくりにもつながります。
体内のヒアルロン酸は年齢とともに減少するため、化粧水やパック・フェイスマスクなどで外から補うことが大切です。特に効率よく角層へ水分を届けたい場合は、ヒアルロン酸配合のフェイスマスクを活用することで、集中的かつ均一にうるおいをチャージできます。
化粧品に配合されるヒアルロン酸の種類と効果
ヒアルロン酸は代表的な保湿成分ですが、分子量や構造の違いによって働き方が異なります。
分子が大きい「高分子ヒアルロン酸」は角層表面で水分を抱え込み、うるおいを逃がしにくくする役割があります。
一方、分子を小さくした「低分子(ナノ化)ヒアルロン酸」は角層へなじみやすく、肌の内側まで※水分を届けやすいのが特長です。
また、ヒアルロン酸誘導体は肌への密着性や持続力を高めたタイプで、長時間しっとり感を保ちたい場合に適しています。
このように複数の種類をバランスよく取り入れることで、表面の保護とうるおい補給の両面からアプローチできるのがヒアルロン酸配合化粧品の魅力です。
※角質層まで
【肌質別】ヒアルロン酸パック・フェイスマスクの選び方
ヒアルロン酸配合のパック・フェイスマスクは保湿ケアに優れたアイテムですが、より効果を引き出すためには肌質に合ったタイプを選ぶことが大切です。ヒアルロン酸の保水力をいかしながら、今の肌状態に合う処方やテクスチャーを選ぶことで、うるおいバランスが整いやすくなります。
肌への刺激が気になる方
肌への刺激が気になる方は、乾燥などによってバリア機能が低下し、紫外線や化粧品成分などの刺激に過敏に反応しやすい状態です。ヒアルロン酸は刺激が少なく、角層に水分を抱え込む働きがあるため、刺激が気になる方も使用しやすい成分です。
アルコールや香料など刺激になりやすい成分が少ないものを選び、使用時間を守って優しくケアすることがポイントです。水分をしっかり補い、その後に乳液やクリームで保護することで、肌を落ち着かせやすくなります。
肌が乾燥しがちな方
乾燥肌は水分量が不足し、キメが乱れやすい状態です。ヒアルロン酸配合のパック・フェイスマスクで角層にたっぷり水分を与えることが基本になります。特に複数種類のヒアルロン酸が配合されているものは、表面と内側※の両方からうるおいをサポートできます。使用後は油分でしっかりフタをし、水分蒸散を防ぐことが重要です。
※角質層まで
脂性肌の方
脂性肌は肌表面の皮脂が多い一方で、水分が不足している「インナードライ」の場合も少なくありません。ヒアルロン酸パックで水分を補うことで、過剰になりがちな皮脂分泌のバランスが整いやすくなります。さっぱりとした使用感のものを選び、必要以上に長時間使用しないことがポイント。水分と油分のバランスを意識したケアが大切です。
混合肌の方
混合肌は、Tゾーンは皮脂が多く、頬は乾燥しやすいなど部位ごとに状態が異なります。ヒアルロン酸配合のフェイスマスクで顔全体の水分量を底上げすることで、肌バランスが整いやすくなります。特に乾燥しやすい部分には密着させるように意識し、必要に応じて部分的にクリームの量を調整するなど、仕上げの保湿で調整するのがおすすめです。
ヒアルロン酸配合おすすめのパック・フェイスマスク4選
ここからは筆者がおすすめするヒアルロン酸配合のパック・フェイスマスクを4選紹介します。さまざまなコスメを普段から試している専門家が使用感やおすすめポイントを解説しているので、ぜひ参考にして自分に合ったフェイスマスクを見つけてください。
ルルルンプレシャス RED(三層保湿)

年齢とともに乾燥やハリ不足が気になり始めた肌に向けた、化粧水フェイスマスク。分子サイズの違う3つの保湿成分※1による“三層保湿”で、ふっくらとしたうるおい感を目指します。毎日のケアを格上げしたい方におすすめの一枚です。
乾燥小ジワやハリ不足が気になり始めた大人肌に
ファンデーションが粉っぽく感じる、夕方になるとしぼんだ印象になる…そんな変化を感じた方に。水分を「与える・巡らせる・とどまらせる」設計で、うるおいの土台※2を整えます。特別な日の前だけでなく、日常的にハリ感を底上げしたい方に取り入れてほしいアイテムです。
夜の“ながら美容”で、翌朝のふっくら感をサポート
密着力が高く、家事やドライヤーをしながらでも使いやすいのが魅力。お風呂上がりにすぐに貼ることで、乾燥しやすいタイミングを逃さず保湿できます。忙しい毎日でも無理なく続けられるため、エイジングケア※3を習慣化したい方におすすめです。
※1 スイゼンジノリ多糖体、加⽔分解コラーゲン、加⽔分解ヒアルロン酸Na
※2 角質層のこと
※3 年齢に応じたケア
ルルルン ハイドラ PD マスク

ハリ不足や乾燥によるくすみが気になり始めた肌を、みずみずしく整える集中保湿タイプのフェイスマスク。植物由来とサーモン由来、2種類のPDRN※1※2を始め、ナイアシンアミド※3やビタミンC誘導体※4などの整肌成分を配合し、うるおいとツヤ感のある肌印象を目指します。
ハリが落ちたと感じる日の“立て直しケア”に
寝不足が続いた日や、肌がしぼんだように※5感じる朝におすすめ。角層にしっかり水分を補いながら整える処方なので、メイク前に使うとベースメイクがなめらかに仕上がりやすくなります。大切な予定の前日の夜に取り入れる“仕込み保湿”としても活躍します。
紫外線や乾燥ダメージを受けた後のリカバリータイムに
屋外レジャーやエアコン環境で乾燥を感じた日の夜ケアに便利。入浴後すぐに貼ることで、水分が失われやすいタイミングを逃さず、うるおいをチャージできます。密着感のあるシートなので、ドライヤーをしながらの“ながら美容”にも使いやすく、忙しい日でも無理なく取り入れられます。
※1 ハリ成分 DNA-Na
※2 ハリ成分 DNA-Na、オタネニンジン根エキス
※3 整肌成分
※4 整肌成分 テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
※5 乾燥などによりハリが失われている状態のこと
ルルルン ハイドラ EX マスク

先端再生テクノロジーを搭載し、日本製のヒト脂肪由来間葉系細胞エクソソーム※1や白玉※2グルタチオン※3を配合した、リッチな処方のうるおいケアフェイスマスクです。乾燥によるダメージやくすみが気になる肌に、水分だけでなく健やかな肌環境を整えるサポートも期待できます。毎日のスキンケアに取り入れやすい一枚です。
乾燥や肌の疲れを感じた日の“レスキューケア”に
肌のごわつきやくすみ※4が気になる日は、化粧水だけでは物足りなく感じることも。そんな時はこのマスクを取り入れることで、角層の隅々までうるおいを補いながら、先端再生テクノロジーで肌の健やかな状態へアプローチできます。朝のメイク前に使えば、内側からうるおうような、ふっくらとした水分ベース※5を整え、化粧ノリもよくなるような、つるんとなめらかな肌へと導きます。
夜の“スペシャル保湿”として取り入れる習慣に
白玉※2グルタチオン※3やエクソソーム※1は、乾燥ダメージを受けた日の夜ケアにもぴったり。入浴後、まだ肌が水分を欲しているタイミングで使うと、乾燥しやすい角層がしっかりと満たされ、翌朝のもっちり感や透明感※6を実感しやすくなるでしょう。柔らかなシートで密着しやすいので、日々の“ながら美容”として活用するのもおすすめです。
※1 整肌成分:ヒト脂肪由来間葉系細胞エクソソーム(幹細胞は含みません)
※2 白玉のようにキメが整ったツヤのある肌のこと
※3 整肌成分:グルタチオン、アルブチン、レシチン
※4 乾燥による
※5 角質層のこと
※6 うるおいを与えて、乾燥によるくすみを防ぐ
ルルルン ハイドラ AZ マスク

肌のゆらぎや皮脂バランスの乱れが気になる方に向けた、うるおい補給×肌コンディションを整える設計のフェイスマスク。アゼライン酸誘導体※1と次世代ヒアルロン酸※2を配合し、水分を与えるだけでなく、なめらかで健やかな肌印象へ導きます。乾燥もテカりも気になる大人の混合肌にも取り入れやすい一枚です。
皮脂ゆらぎ・毛穴目立ちが気になる日の“バランス調整ケア”に
Tゾーンはテカるのに頬は乾燥する、そんなアンバランス肌におすすめ。アゼライン酸誘導体※1が肌をすこやかに整えながら、次世代ヒアルロン酸※2が角層の水分をしっかりキープします。朝のメイク前に使えば、水分と皮脂のバランスが整いやすく、化粧崩れ対策としても活躍します。
肌トラブルが起きやすい時期の“攻め過ぎない保湿”として
肌トラブルが気になる時こそ、保湿不足は悪循環に。さっぱりとした使用感でありながら水分はきちんと補えるため、重たいケアが苦手な方にも取り入れやすい設計です。入浴後すぐの乾燥しやすいタイミングに使うことで、肌を整えながら、翌朝のなめらかさをサポートします。
※1 肌荒れ防止成分:アゼロイルジグリシンK
※2 肌荒れ防止成分:加水分解ヒアルロン酸Na

飯塚美香
美容家
メイク講師として全国各地で若見えメイク術を教えている。また、美容メディアを運営するほか、通販番組出演、化粧品プロデュースなど美容家として幅広く活動中。著書にメイク本「45歳から始める10歳若見えメイク」がある。








