アーユルヴェーダにおける奇跡の木、ニームの美容効果
インドの伝統医学・アーユルヴェーダで用いられるニームの葉から抽出したニームリーフエキス。日本人にはあまり馴染みのないニームですが、インドの人々の生活にとっては、今なお欠かすことのできない「奇跡の木」でした。
ニームとは
ニームとは、熱帯地方に自生、栽培される常緑樹。ジャスミンに似た甘い香りをした白く小さな花が咲き、オリーブに似た黄色から緑色をしています。
インドの神話では「神が与えてくれた最初の木」、「神の食べ物が天井からこぼれ落ちたもの」など、神様から授かった奇跡の木として崇められていました。葉、樹皮、枝、種子などほとんど全ての部位に薬効があるとされ、5000年前から語り継がれているインドの伝統医学・アーユルヴェーダでは「最も重要な植物」として今もなお、インドの人々に多く用いられています。その効能から名付けられた異名は「村の薬局」。インド建国の父・ガンジーも、ニームの葉を毎日食べていたんだそうですよ。
ニームリーフの美容効果
そんなニームの葉から抽出されるニームリーフエキスは、透明感向上作用と抗炎症作用という美容のためのはたらきも持っています。
透明感向上
ニームリーフエキスは、メラニンを生成を抑制してくれるほか、活性酸素を消去してくれるので活性酸素による色素沈着を抑制したり、皮膚の明度を高めて肌の透明感を向上させる効果もあるなど、複数のアプローチで色素沈着を予防してくれる効果が期待されています。
抗炎症
ニームリーフエキスには、敏感肌の人にもおすすめの抗炎症作用もあります。アレルギー症状の原因となるヒスタミンを抑えるはたらき、身体に合わないものに触れてできたかぶれを抑制するはたらきのほか、COX(シクロオキシゲナーゼ)を抑えるはたらきがあります。
COXとは、炎症を悪化させる生理活性物質・プロスタグランジンを生み出す酵素のこと。このCOXのはたらきを抑えれば、プロスタグランジンの生成も阻害することができるため、抗炎症が期待されます。
「奇跡の木」のパワーを味わおう
ニームの葉からとれたニームリーフエキスで、インドに古くから伝わる「奇跡の木」のパワーを味わってみてくださいね。