スパイシーに香るクラリセージ精油の歴史とアロマパワー
種子を煎じて目につけると視界がクリアになることから「明確」「clear」を意味するラテン語の「クラルス(clarus)」からその名がつけられたというクラリセージ。
甘みと温かみを含んだスパイシーな香りを持ち、ビールやワインの香りづけや香水の原料としても利用されてきました。地中海沿岸原産の植物で別名オニサルビアと呼ばれ、1mほどの高さまで成長して初夏にはうす紫やピンクの花をつけるので、観賞用として楽しまれることもあります。
クラリセージのストーリー
クラリセージの歴史は、2,000年以上も前から始まります。当時のケルト人は心を穏やかにすることを目的として、宗教的な儀式の前にクラリセージでハーブティーを作って飲んでいたのだそうです。
中世になると、クラリセージの種子を煎じたものが目の疾患に役立つと言われて“キリストの目(オクルス・クリスティ)”との別名で重宝されるように。中世の終わりごろには、クラリセージの甘くスパイシーな香りで、イギリスではビールの製造におけるホップの代用品として、ドイツではマスカットワインの風味づけとして、多くの人から愛されるようになったのです。
クラリセージ精油の特徴
このように、深い歴史を持つクラリセージ。古くから愛されたその落ち着いた香りの中には、名前の由来となった「明確さ」を引き出すパワーがありました。
心とお肌への主なはたらき
甘みと温かみを含んだスパイシーなクラリセージの香りは、頑張りすぎたとき、多忙な毎日を送っているとき、混乱や心配ごとで頭がモヤモヤしているときに、心をふんわりと包み込んでスッキリさせてくれます。
お肌へは、皮脂量バランスを調整してくれるはたらきもあり、脂性肌や肌荒れに悩んでいる時にオススメ。また、細胞を成長を促進させる効果も期待されており、ターンオーバーの促進や健康的なお肌づくりにも役立つと期待されています。
女性特有の悩みに優しい精油
クラリセージ精油には、スクラレオールという成分が多く含まれています。この成分は、女性ホルモンのエストロゲンと化学構造が似ていることから、月経痛やPMS、更年期障害など、女性特有の不調を緩和するはたらきがあるとされているんです。アロマテラピーでは月経痛で悩んでいる人に対して、このクラリセージ精油を下腹部に塗布してマッサージすることも。
このことから、日々変わるホルモンバランスの影響を受ける女性の心と身体を力強く支えてくれる、優しい精油であるともいえるでしょう。
クラリセージのパワーで、心すっきり。
ルルルンプラス クラリセージには、フランス産のクラリセージ精油が配合されています。甘みと温かみを含んだスパイシーなクラリセージ精油に、心の荒れがふんわり包み込まれ、浄化されていくのを実感してみて。