穏やかな太陽と瀬戸内の海に愛された「瀬戸田レモン」
温暖で台風の上陸も少なく、晴れの日が多い瀬戸内。
そんな穏やかな気候と瀬戸内の海、地形と土壌に恵まれた地域で、地元の方々によって大事に大事に育てられたレモンがありました。
穏やかな太陽と瀬戸内の海に愛された「瀬戸田レモン」
それが今日ご紹介する、尾道市瀬戸田町の「瀬戸田レモン」。
国産レモンの割合は、レモンの総出荷量のうちわずか14%だといいます。そして、その7割を占める広島県産、なかでも最も多く出荷されているのが、尾道市瀬戸田町の「瀬戸田レモン」です。
[参考]
農林水産省「平成26年 特産果樹生産動態等調査」
http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/tokusan_kazyu/
財務省「平成26年 財務省貿易統計(輸入)」
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&lid=000001132154
国産レモン発祥の地
瀬戸田町は、瀬戸内海に浮かぶ芸予諸島の中の生口島と高根島のふたつの島からなる町。東京からは約5時間、しまなみ海道を通って車やバスでも訪れることができます。古くから塩の生産が盛んに行われ、現在ではレモンのほかミカンやネーブルなどの柑橘類が名産として知られています。
なかでも、国産レモン発祥の地といわれている生口島には、レモン谷と呼ばれる一大産地が。年間を通じて温暖で雨や台風が少なく、水はけのいい土壌でレモン栽培に恵まれた地域です。
最高級レモンが生まれるまで
日本にレモンが伝わったのは、明治6年の熱海だとされています。広島には明治31年、和歌山県から仕入れたネーブルの苗木にたまたまレモン苗木3本が混入しており、それを試植したのが最初と言われていて、瀬戸田町でのレモン栽培は、その少し後、昭和3年から始められました。
国産レモン農家の中で、農薬不使用のレモンを栽培しているのはごくわずかなのだそう。そのなかでも瀬戸田レモンは、農薬や化学肥料を使わずに育てられており、皮まで美味しくいただけます。
優しい酸味のキュンとした香りとジューシーな果汁、旨味と栄養がたっぷり詰まった果肉で、最高級レモンと呼ばれて瀬戸内レモンの名を日本全国に知らしめた立役者でもあります。
レモン果実は美容にも。
温暖な瀬戸内で太陽を燦々と浴びて育った瀬戸田レモンの果実から抽出したレモン果実エキスには、クエン酸、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンPなどの栄養素が豊富に含まれており、美容成分としても役立ってくれます。
ここからは、レモン果実エキスの3つの美容効果について、見てみましょう。
メラニンの生成を抑制
レモンには上のように豊富な栄養素が含まれていますが、特にビタミンCの量は、果物の中でも抜群。ビタミンCには、メラニンの生成を抑制する作用があり、お肌にクリアな透明感をもたらす効果が期待されています。
過酸化水素によるダメージを抑制
肌老化の原因となる活性酸素の一種、過酸化水素は、本来カタラーゼと呼ばれる抗酸化酵素によって消去されます。しかし、紫外線や加齢によってこのカタラーゼは減少していくのだそう。レモン果実エキスにはカタラーゼの活性をサポートする作用があり、過酸化水素による肌ダメージを抑制、くすみや乾燥を防ぐ効果が期待されます。
表皮のヒアルロン酸産生を促進
肌内部の水分が外に蒸散するのを防ぐはたらきをしている表皮のヒアルロン酸。レモン果実エキスの表皮ヒアルロン酸の産生を促進する作用によって、角質層の保水、さらにはお肌の柔軟性を保つ効果が期待されます。
2017年11月から瀬戸内限定で発売されている「瀬戸内のプレミアムルルルン(レモンの香り)」には、瀬戸田レモンから抽出したレモン果実エキスを配合。
爽やかなレモンの香りとみずみずしい瀬戸田レモンの透明感を、ルルルンのフェイスマスクで体感してみてくれると嬉しいです。